本の反響

書籍「うつで無職で依存症」を発刊してから、もう三ヶ月ほど経ちます。
まだそんなものか……というのが正直なところで、
私としては、もうずいぶんと前のことのように思えます。

ただ最近になって、読者の方からいただくお便りが増えてきました。
発行元である出版社へ、メールやファックスが届くのです。
実はこれ、私にとっては、お世辞抜きで嬉しく、ありがたいことなのです。

私はライターなので、文章を書くのが本来の仕事です。
まぁ「書く」以外の、その周辺の仕事もあれこれこなすのですが、
自分はモノ書きが本業だと思っています。
ですからメーカーや販社や、あるいは出版社の編集部からの依頼を受けて
ウェブサイトやら広告のキャッチコピーやら雑誌記事やらを、日々書き綴っています。
時には、まるまる一冊の本を書き上げることもあります。
(↑たいていの場合、私の名前は出ませんが…)

ですが、そうして書いた自分の文章が良いのか悪いのか、
それを知る機会はほとんどありません。

いや、クライアントさんは喜んでくださるのですが、
私にとっての「お客様」というのは、私の文章を読んでくれる方々なのです。
私の書いた広告コピーを目にした方だとか、
私の書いた本を読んでくださった方だとか、
そうした方々がどのような感想を持ったのか。
それを知る機会がまったくないのです。

ですから、時おりいただく本への感想や批評は、
私にとってとても貴重な「お客様の声」なのです。
モノ書きを始めてからもうずいぶん長くになりますが、
こうした反響をいただいたのは初めてのことです。

もろもろの事情……おもに個人情報のなんちゃらという事情から、
そうした声に直接お応えできないことが多く、もどかしいばかりです。
届くかどうかは判りませんが、声を寄せてくださった多くの方々に、
この場をもって御礼申し上げます。

ありがとうございました。

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