【うつの兆候】朝がつらい

前日、飲みすぎてしまったり、ハードワークが続いて疲れが溜まっていたりすると、朝が辛くなります。
体がだるく、どうもシャキッとしません。それでも仕事が待ってますから、いつまでも寝ているわけにもいきません。
寝ぼけまなこで歯磨きなんぞしながら、「なんか近ごろ朝が辛いな〜」なんて思ったりします。
こんな経験、誰にだってあるでしょう。

でもうつの場合、この「辛い」の次元が違います。

そもそも体が動きません。いや、別に金縛りとかではなく、疲れているわけでもないんですが、体を動かす気力が出てこないんです。

「もう起きなきゃ…」とは思うのです。
布団をはねのけて、体を起こさなきゃ、とは思うのですが、体が動きません。
動かないというより「動かしたくない」という感覚です。小指一本すら動かしたくありません。気力がないんです。

もちろん時間は待っててくれません。早く起きて支度をしないと、会社に遅れます。
それを判っていて、しかも起きようとしているんですが、体が動かないのです。
体を動かすことに、とてつもなくエネルギーが必要で、辛いのです。
いよいよ間に合わない…というあたりになってようやく、ごそごそと寝床を這い出るのですが、その時は(本にも書きましたが)、まさに「清水の舞台から飛び降りる」ような心境です。それくらい思い切らないと、体が動いてくれないのです。

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「朝が辛い」「なかなか起きられない」というのは、誰にとってもありふれた経験です。
それが「疲れが残っているな」「なんだか体のあちこちが痛いな」などの自覚があれば、さして心配することはないでしょう。
ですが「体を動かしたくない…」というドンヨリした気分があり、しかもそれが毎朝続くようであれば、これは少々ヤバイと考えたほうが良さそうです。
 
【危険度】★ ★

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