来ました、「食べたくない」です。
体調が悪いときに食欲が落ちるのはよくあることで、別に珍しくもなんともありません。
実際、多くの病気では初期症状として食欲不振が表れます。
うつも同様で、発症初期から食が進まなくなります。
ですが、それだけではありません。
これは私がたまたまそうだっただけなのかもしれませんが、単純な食欲不振ではなく「食べたくない」という状態になります。
つまり「腹は減ってるけれども、食べたくない」。食べるという行為が億劫になってしまうのです。
この感覚は、朝の目覚めのときの「体を動かすのが辛い」という感覚と似ています。 ですからもしかしたら、うつ特有の症状なのかもしれません。
「腹減ったなぁ」「でも食べるの面倒だなぁ」
とても疲れているときなどは、こんな気分になることはあります。
でも、それがしばしば起こるようなら、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。
それが継続するようだと、危険度はさらに増します。
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また、うつになると「味覚の喜び」がとても希薄になります。
味覚そのものは正常ですから、味はちゃんと判るんですが、それが美味しく感じられなくなるんです。
自分の大好物を食べても「美味しい」と感じません。喜びが希薄になるか、あるいはまったくなくなってしまいます。そんなこともあって、ますます食べることが面倒くさくなっていきます。
この「何を食べても美味しく感じない」という状態が2週間くらい続くようなら、うつを疑うべきかもしれません。他の症状が出ていないかどうか、それができる精神状態ならば、セルフチェックしてみると良いでしょう。
そして心配ならば、まず医師に相談することです。
【危険度】
食欲不振:★
食べるのが面倒:★★
美味しくない:★★