【うつの兆候】夕方になると調子が出る

タイトルとはまったく別の話ですが、一昨年に出した書籍のキンドル版ができました。この手の本は、なかなか書店では買い求めにくいのでは…ということを、つい最近まで思い至りもしませんでした。
そりゃそうです、こんなでかでかと「うつで無職で…」なんて入ってたら、レジに持っていくのも勇気いりますよねぇ…。
で、キンドル版の作成と相成りました。pcやスマホで読みたい、という方はぜひこちらからお求めくださいませ。 

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さて、では「うつの兆候」、今回はコレです。「朝はボロボロだが、夕方になると元気になる」。これは兆候というよりも、うつに特徴的なもので、「日内変動」と呼ばれます。
朝や昼間、どんなに調子が悪くても、日の沈む頃になると急に元通り、元気になるというものです。
あくまで私の場合ですが、その変化は一瞬で起こります。ビクビクしていた精神、こわばっていた体が、息をふうっと吐いた瞬間にリラックスするのです。本当にこれは不思議な感覚なので、一度経験すればまず間違いなく気づくでしょう。

この変化が起こらない日はありませんでした。毎日、必ず起こります。ただし回復期に入っていて、しかも気候が良く、心身ともに調子の良いときなどは、その変化に気づきにくいことはあります。

逆にいえば、この変化を感じ取れるということは、すでにうつの症状が出ているということの裏返しでもあります。

日内変動によって、どれほどの変化が表れるのか。これは人それぞれに違うようです。
「昼間よりは、いくらか落ち着く」という人もあれば、一気に躁状態まで駆け上ってしまう人もいるようです。私は「躁までは行かないけれど、一気にアゲアゲになるタイプ」でした。
周囲から見たら、さぞかし異様な変化ではあるのですが、当時の私はすでに「日暮れ時から缶ビール」という生活でしたから、酒が入って陽気になってるようにしか見えなかったかもしれません。

繰り返しになりますが、この日内変動はうつに特徴的な変化です。ですから夕方から夜…日暮れ時になると気分が落ち着く、あるいはアガるという状態が毎日続いていたなら、すでに「うつを発症している」と考えたほうが良いと思います。
できるだけ早く病院を探して、医師の診察を受けてください。

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