さて、少々間があいてしまいましたが、うつの兆候についてです。
これまで、精神的な症状を多く挙げてきましたが、肉体的な兆候も、うつになると表れてきます。
その代表的なものが、「体が重く、だるい」というものです。
うつになるとさまざまな精神的症状のほか、身体的な症状も出てきます。
ですがその多くはあまりにありきたりすぎて、それだけで「うつではないか?」と疑うことができません。そして、身体的な症状が出ない場合もある、といいます。
そのため判断は簡単ではありませんが、 うつ発症の予兆として表れる身体的症状についても、知らないより知っておいたほうがいいのは間違いないでしょう。
うつに伴う身体的症状は、人によってかなりの差があるそうですが、私の場合はやはり「朝の体のだるさ、重さ」がいちばん顕著なものでした。 これはもう、かなりきついものです。
あとは目まいやふらつきなどもありました。
吐き気や胃の痛みも身体的症状としてあったのですが、私の場合はなにせ発症前後の飲酒量が並大抵ではなかったので、これは酒によるものかもしれません。
他には「眠りが浅い、寝つけない」というのもありましたが…でもこれは、不眠というほどのものではなかったと思います。
うつは、心身ともにいろいろな症状を引き起こすといいますが、私の場合は身体的症状はさして多くはなかったですし、それほど重いものでもなかったと思います。
なので、この方面に関してはあまり多くは語れません。。。。
ただ言えるのは、うつ傾向が顕在化してくると、心身ともに「今までなかった兆候」が数多く表れてくる、ということです。「なんかおかしいな?」と感じることが、本当に多数表れてきます。
それぞれは取るに足らないほどの些細なことなので、つい見過ごしてしまいがち。そのため対応が後手後手に回ってしまい、気づいたときには…ということになりがちです。
いろいろなところでお話しすることですが、「うつ」は自ら「うつでぇ〜す!」と看板を掲げてやってくるわけではありません。その始まりは本当に静かで、些細な兆候しか示しません。
そのためほとんどの人が、その兆候を見過ごしてしまいます。
ですがうつの兆候は、必ず表れます。
少しでも「……おかしいな?」 と感じたなら、ぜひ専門家である医師やカウンセラーに相談するようにしてください。
何ごともなければそれで良し、うまくすれば うつの発症を未然に避けることができるかもしれないのですから。