【うつの兆候】人混みがイヤ

これはけっこうハッキリと意識できます。

周りに人がいる、それも大勢いるというのが、どうにも落ち着かず、我慢できなくなります。
休日の繁華街を歩いたりすると、理由もなく気持ちがソワソワして、だんだん頭がクラクラしてきます。

まぁ初詣の神社とかデパートのバーゲン会場とか、人がいっぱいの場所というのは、誰だってイヤなものでしょう。人いきれで息苦しくなったりもしますし、隣のおっさんの加齢臭がきつかったり、あるいは前のオバチャンの香水がきつかったりで、目まいを覚えることもあるでしょう。

でもうつになると、そんなものでは済みません。

だいたい、うつになると人混みが苦手になります。「自分の周りのごく近距離に他人がたくさんいる」という状況がダメなのです。加齢臭や香水臭がしようがしまいが、ほんの数分で目まいや頭痛がしてきて、同時に動悸が激しく、呼吸が速く浅くなってきます。

満員電車なんてのは、ますますダメです。
閉鎖されたあの狭い空間に、ギュウギュウに詰め込まれてしまっては、もう息も絶え絶えになってしまいます。乗車時間が長くなってくると、やがて吐き気を催してきます。こうなる前に途中駅で電車を降りて、しばらく休んでからでないと、とても体がもちません。

会社勤めの方々のほとんどは、毎日のようにラッシュアワーを経験していることでしょう。
満員電車は誰だって憂鬱なものですが、毎日のことなので、逆に気づきにくいかもしれません。
ですが「人混みがイヤになる、苦手になる」というのは、かなりハッキリと表れてきます。
ことに目まいや頭痛などの症状が出てくるようなら、すでにヤバイと思ったほうがいいかもしれません。

【危険度:★★★】
 

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