私がうつを患っていたのは数年間におよび、
前半はそれでも仕事に出ており、後半は自宅で沈没の毎日でした。
すでにあれこれの症状が出ており、それを自覚しながらも仕事に出ていた時期は、
本当に苦しかったものです。
今もそうですが当時の私もフリーランスで、
しかも少々特殊であった職場の環境のために
土日の多くは、溜まった仕事を片付けるために費やしていました。
それでも、たまに「何もしなくていい週末」があったのです。
そんな時は本当に、心穏やかに休むことができました。
なんというか……眉間にシワが寄ってない感じなのです。
いつもは常に、眉間にギュッと力が入っているんですが、
そうした力みが自然とほぐれていたんでしょうね。
気持ちが緩むと、体の疲れもほぐれていきます。
体が柔らかく、軽くなったような気がします。
この感覚と比べると、仕事に出ている時は
なんだか体がどこかこわばっていたような……そんな感覚でした。
この週末が明けたら、またあの鉛色の日々に戻らなくてはなりません。
それはもちろん分かっています。
そのために、かえって気分が落ち込むことも多々ありました。
ですがそうした日々に慣れてくると、
私は良い意味で「先のことを考えない」ようになりました。
明日のこと、来月のことに思いを馳せても、
この状態では明るい未来などイメージできません。
「ダメだ、嫌だ……」ばかりの袋小路に入り込むのは目に見えています。
だったら、考えないほうがいいじゃないか。
「月曜の朝、午前八時」に目覚ましをセットしたら、もう明日のことは考えない。
ついつい頭に浮かんでしまうのは仕方ないとしても、
自ら考えたりしない。無視するのです。
そして日曜の午後を、のんびりと楽しむのです。
どれほど役に立ったのかは解りませんが、
こうすることで、貴重な時間を穏やかに過ごすことができたようにも思います。
三連休の中日。あなたはどのように過ごされたでしょうか。
まだもう一日あります。
日がな一日寝ているも良し、朝から酒を喰らうも良し、
ゲーム三昧もまた良し。
思い思い、好きに過ごそうじゃありませんか。