患者の生活

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自分がうつだと知ったきっかけ

私がうつを発症していたことを知ったのは、もう7年ほど前のことです。今から思えば、当時はすでに完全なうつ患者でした。ですがそうした自覚は、もちろんありません。ただ「何かおかしい」「俺、どうしちゃったんだろう…」そんな不安に、さいなまれるばかりの日々でした。今もそうですが、その頃の私はフリーランスとして活動していました。頼れる組織はなく、自分の身ひとつが商売道具です。何の保障もない身の上ですから、定期...
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うつの診断を受けたら…家庭編

うつは、仕事以上に家族に与える影響が大きい病気です。そりゃそうでしょう。家族はいつも一緒にいますし、重症化して休職…なんてことになれば、ますます家族との時間が増えるわけですから。ですから、うつについては職場の理解や協力、また離職や休職についてきちんと話をつけるほか、家族の理解と協力を求めることが、不可欠になってきます。さて、ここから先は所帯持ちの男性を想定して話を進めますが該当しない方も、いちおう...
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子どもになんて言やぁいいのさ?

なんかもう、久しぶりの更新です。たとえ更新がなくとも、日々訪れていただいているお客様は多々おられまして、そんな方々には本当に感謝とともに申し訳ない思いです。今後もお見限りなきよう、お願いいたしますです。***********************さて、前記事とも関連するのですが。うつを発症して診断を受けて、奥様なり旦那様なりに伝えたまでは良いのですが、さてお子様にはどのような対応をとるべきでしょ...
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独り者がうつになったら

正直いって、タイトルを書いたとたんに「書きにくいなぁ」と思うテーマです。独身で、しかも一人暮らしの方がうつを患ったら、いったいどうなるのでしょう。私自身は二十代前半から結婚まで、12年ほど一人暮らしをしていましたので、それがどういう環境かはよく知っています。まぁ自分の好き勝手に過ごすことができる代わり、何が起ころうと自分ひとりで乗り切るほかありません。風邪をこじらせて高熱を出そうが、変なモノを食べ...
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無駄な心配をしない

うつを脱却した私に表れた最も大きな変化というのが、おそらくコレだと思います。周りから見ても、明らかに判る変化ではないでしょうか。「心配する」ということが、極端に少なくなりました。気持ちが大らかになったとか、そういうことではありません。仕事でもプライベートでも、先行きが不透明だったり読み切れなかったり、あるいは自分が望んでいない悪い方向に転がりかねない匂いがするようなときは、やはり心配はいたします。...
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