患者の生活 うつ患者にどう接するか-04 これは本にも書いたことなのですが、うつ患者に対してあまりに神経を遣うのは、正直よろしくありません。患者自身に良くないのはもちろん、そうした神経を遣う周囲の人々への負荷が大きすぎるからです。うつ患者の発想は、常に自己否定から始まっています。「自分は生きるに値しない人間だ」「生きているだけで恥ずかしい存在なのだ」生物の生存本能とはまったく関係なく、こうした感覚が常に頭の中を占領し続けているのです。一方... 2015.05.29 患者の生活
患者の生活 うつ闘病中…どうやって過ごす? さて、6月です。6月といえば、そろそろ梅雨の季節です。暑くなったり涼しくなったり、気温はもちろん天気も不順でハッキリしないぐずついた空模様が続いたりしますからゆううつな気分にますます拍車がかかります。また、4月に新生活を始めた方々が、新しい環境に馴染めず、ストレスが表面化するのもこの頃だそうで、6月はうつの発症がいちばん多いとも言われます。闘病中の方、治療を受けつつも仕事を続けている方はもちろんで... 2015.05.31 患者の生活
患者の生活 療養中は、余計なことを考えず 症状の軽重にもよると思いますが、うつをやらかすと思考能力が激減します。論理的にものごとを考える、推測して判断するということができず、頭の中は「イヤだ」と「ダメだ」ばかりが渦巻きます。私も、最悪期には本当に「何も考えられない」「決められない」という状態でした。食事をしようかどうしようか。そんなことさえ決められません。で、あげくに「どうしよう、どうしよう…」の無限ループにはまります。こんな調子ですから... 2015.06.01 患者の生活
患者の生活 回復は少しずつ 私がうつの診断を受けたとき、ドクターからうつについてのいろいろな情報を聞かされ、また「うつ治療の手引き」みたいなリーフレットを手渡されて生活指導のようなことをされたような記憶があります。で、その小冊子の記事やドクターとの話から、うつからの回復は「おおよそ3ヶ月から6ヶ月」というのをひとつの目処にしていました。ですがこれはあくまでも「目安」であって、おそらく平均値ですらありません。実際、うつから回復... 2015.06.02 患者の生活
患者の生活 病状のバロメーターを持とう 今日は午後から小雨のちらつく中、電車に揺られて取材に行ってきました。ビジネス系の書籍の仕事で、約3時間、一対一での取材です。かなり有意義なお話をいただけたので、これからの執筆にも力が入りそうです。ここでちょっと注釈ですが、私、編集ライターを生業にしています。そのため人に会い、話を聞くというのが、かなり重要な作業になります。このところまとまった「書き仕事」をいただけているので、今月いっぱいくらいは取... 2015.06.03 患者の生活