うつ闘病中…どうやって過ごす?

さて、6月です。
6月といえば、そろそろ梅雨の季節です。
暑くなったり涼しくなったり、気温はもちろん天気も不順で
ハッキリしないぐずついた空模様が続いたりしますから
ゆううつな気分にますます拍車がかかります。

また、4月に新生活を始めた方々が、
新しい環境に馴染めず、ストレスが表面化するのもこの頃だそうで、
6月はうつの発症がいちばん多いとも言われます。

闘病中の方、治療を受けつつも仕事を続けている方はもちろんですが、
寛解している方(私も含めてですが)であっても油断は禁物。
忍び寄る「うつモンスター」に捕まらないよう、用心して過ごしましょう。

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私がうつ絶好調の頃、いちばんイヤだったのが、やはり梅雨の季節でした。
あと、秋の長雨。
空模様はいつもどんよりしているし、そのくせ気温や湿度はころころ変わります。
この気候はさすがにこたえました。

なので、梅雨どきと秋口には部屋にこもり、
常にエアコンを入れっぱにして、ひたすら引きこもり生活をしていました。
とにかく、気温と湿度の猛威(なんか、てんで猛威っぽくありませんが本人は真剣です)から
ひたすら逃げ続ける毎日です。
健康な世間の方々にとってはどうということのないことであっても
うつ患者にとってはマジで脅威です。
ひたすらそこから逃げ続けました。

夕方になって、いくらか気分が落ち着く頃になると
部屋から出て、ウロウロしてみたりするのですが
やはり、どこに入っても気温と湿度は私のあとを追いかけてきます。
「ムワッ」「ジトッ」そんな感触を肌に感じると、
こりゃヤヴァイとばかりに部屋に逃げ込みます。
だいたい、こんなふうに過ごしていました。

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うつ患者は、環境も含めた外部からの刺激に敏感です。
それによっては病状が一気に悪化することもあります。
逆に環境を一定に保ち、外からの刺激を極力受けない状態を維持できれば
病状を悪化させず、回復へと向かわせることもできます。

すべての闘病中の方々ができることではないかもしれませんが、
まずは自分が置かれている環境を、少しでも自分にとって心地よいものにすること。
そこから手をつけるのがベストだと思います。
どんなに小さなことでもかまいません。
カーテンを厚手のものに替えて、わずらわしい陽光を遮るとか、
マットレスを一枚追加して、寝心地を良くするとか、その程度で充分です。

私はうつ絶好調の頃、ソファをベッド代わりにして、
一日中そこでゴロゴロして過ごしていましたが、
ソファがビニールレザー貼りなもので、寝ているとやたら汗をかくのです。
そこでザックリした薄手のラグをシーツ代わりに敷いてみたら、
えらく快適になりました。この程度の変化でも、大きな違いなのです。

うつにやられているとき、人はストレスに叩きのめされ続けています。
その、受け続けているストレスを、少しでも減らし、わずかでも軽くすること。
いきなりプラスを求めるのではなくて、まずマイナスを減らすこと。

これが、思いのほか奏功してくれるものです。

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