うつと依存症は最凶のコンビネーション。この状態から抜け出す方法はあるのでしょうか?
うつから逃げて依存症
依存症の話を少々。私は医師から「依存症です」と診断されたことはないのですが、うつが絶好調の時期には酒とギャンブルにかなり依存した生活を送っていました。実際のところ、うつと依存症…特にアルコール依存は相性が良いらしいです。私自身、もともと酒はいける方ではあったのですが、うつで悶々とした日々を過ごしている中で、「うつは酒で忘れられる」ということを覚えてしまったんですね。虚無感や自己否定に苛まれていても...
アルコールの甘い誘惑
うつとの相性ということで言うと、依存症はおそろしく親和性が高いと思います。私がアルコールにどっぷり浸る生活を送るようになるまでには、さして時間もかかりませんでした。もともと酒がいける口だったということもありますが、それにしてもどえらいスピードでアルコール依存まっしぐらという有り様でした。実際のところ、その変わりっぷりは今思い返してみても恐ろしいほどでしたし、うつ関連のさまざまな情報にあたってみても...
「朝から飲む」のが当たり前
さて、うつとアルコールの話です。辛い辛いうつ気分ですが、アルコールを入れて酔っぱらってしまえば、そんなものは一発で解決です。なんて簡単なんでしょう。薬に頼ることもありませんし、「イヤだイヤだ…」と悶々とすることもありません。しかも缶ビールでも焼酎でもウイスキーでも、手っ取り早く酒を入れてしまえば、すぐにぐっすり眠れます。睡眠導入剤を飲んでも眠りが浅く、夜中にふと目覚めてそれきり眠れなくなってしまう...
ひたすら体を痛めつける
アルコールにはまってしまって何が辛かったかというと、止まらない吐き気です。あの胃袋をギュッと鷲づかみにされるような痛みとともに、「ウエッ」となるわけです。それが三〜四回、立て続けに起こります…そりゃぁ辛いです。涙目になります。それに膨満感っていうのでしょうか…常に胃がパンパンに張ってしまって、腹が減っても「何も入らない」という感じになってしまうのです。ひどいときにはそれこそ息も苦しくなってきますか...
依存症とは何なのか
うつと並んでよく判らないのが、依存症というものです。私自身、書籍やブログのタイトルに使用しておきながら、依存症というものについては、あまりよく理解できていません。というより「俺は本当に依存症だったのだろうか」という基本的な疑問すら、今の私は感じているのです。ひとつには、私は自分の依存症状について、医師から明確な診断を受けたわけではないということがあります。アルコール依存にしろギャンブル依存にしろ、...