うつになるのは誰のせい?

風邪も良くなり、ようやく本調子が戻りつつあります。なんだか長かったなぁ。「風邪は万病のもと」とはいうものの、今回の風邪は本当にタチが悪かったです。たいして熱が出るわけでもなかったのですが、どうにも調子が悪く、それが峠を越したと思ったあたりからの回復が遅々として進まず…。結果、まるまる二週間くらいは風邪にかかずらって終わってしまいました。

でもまぁ、とりあえず今は大丈夫かな。
…そう思って書いております。

さて、先だってお話ししていた「良い人ほどうつになりやすい」という話。

これは本当です。
周囲に気配りができて、自分以上に周りの人たちを立てることができて、いつも人に気遣いを忘れない…という、こういう典型的な「良い人」ほど、うつにやられやすいのです。
…だからといって、「うつになった」=「良い人」とは限らないわけで、実際私自身も自分を省みてそれほど「良い人」だとは思ってはおりません。まぁ私のケースはまた別のパターンではあるので、それはまた別の機会にお話しますが……閑話休題。

で、良い人ほどうつになりやすい、という話。

これはひとつには、「良い人」は自分よりも他人のことを第一に考えて動きやすいということが理由として挙げられます。また「良い人」は、自己の利益のために自己を主張するということを、あまり好まないという傾向があります。これが大にの理由でしょうね。またさらに言うなら、「良い人」というのは、何かトラブルが起こり、そのダメージを誰かが負わねばならない状況になったとき、そのダメージを率先して引き受けようとする性情を持つことが多いようです。
つまりは、引かなくても良い貧乏くじを好んで引こうとするんですね。
で、これらあれこれの要因が重なったあげく、それらを支えきることができずに精神が傷つき、うつを発症する…と、こういうわけです。

こういう話し方をすると、「なんだ、うつって結局、本人が引き入れているようなものじゃないか」と、思う方もおられるかもしれません。「良い人」であるばっかりに、その性情からいらぬダメージを受け入れ、結果として精神の重圧に耐えかねて、うつを発症するという…。確かに、このプロセスを見るとその通りです。発症の原因を分析していけば、その原因のかなりの部分が本人の資質にある、ということになってしまいます。

…それは、決して間違いではないと私は思っています。
うつ発症の原因の少なくとも半分は、本人にその要因があります
うつの苦しみはそりゃもう筆舌に尽くしがたいものがありますが、どう少なく見積もっても、その原因の半分は、本人に原因があり、すなわち本人に責任があるのです。

そのへんの具体的な話は、また回を改めてお話しすることにしましょう。

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