「思い込み」からの解放

さてさて、「無限ループから抜け出すには」の一連の記事で
最後に「思考の分岐に立ちふさがっている思い込みを打ち壊すこと」が
必要だと書きました…が、正直いってこれは簡単ではありません。

いや、本来は簡単なものだと思うのですが、
うつ症状が表れている人にとっては、かなりの難事だと思います。
逆に、この「思い込みの打破」がうまくできない方は
少々用心されたほうが良いかもしれません。
医者でもない私が、そんなことを言うのも問題かもしれませんが。。。
また繰り返しになりますが、これは私が自己流で行ったものですので
すべての人に有効かどうかは判りません。
ことに闘病中の方は、やるのであれば
状態の良いときを見計らって実践してください。

さて、思い込みの打破。
これは思考の分岐で通せんぼをしている「思い込み」に向かって、
「なぜ? どうして?」「他に選択肢はないの?」と、
疑問を投げてみるのです。
つまりは自問自答です。

思い込みが強ければ強いほど、疑問を投げること自体が難しかったりしますが
何度もチャレンジしているうちに、コツがつかめてきます。
ガラクタで一杯の段ボール箱の中から、
どこかに隠れているはずの宝物を探し出すように、
自分の心の中を探っていくのです。
そして答が見つかったなら、さらにその答に疑問をぶつけていくのです。

自問自答を繰り返し、「そうか、こういう選択もアリだな」と感じれば、
それは思い込みを逃れて思考の分岐を見つけたことになります。
うまくすれば、そこから無限ループを脱出することができるでしょう。

最初のうち、投げた疑問に対して返ってくる答は
わりとまともで筋道通っていたりします。
ですが、そこで「あぁなるほど、そうだよな」と納得してはいけません。
思い込みの裏に隠れている分岐を見つけるまでは、
とにかく執拗にどこまでも、換気扇の油汚れみたいなしつこさで、
自分自身に問いただしてみてください。

するとやがて、自分の心は「理不尽な回答」を返してくるようになります。
そこから、第二段階に突入していくことになります。

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