少し間が空いてしまいました。少々仕事が立て込んでおりまして…気を取り直してまいります。
前回の記事の中で私は、「ストレスの根源を回避し、逃げまくれ」とお話ししました。これはとても大切なことです。
世の中の多くの人たちは「逃げる」ということにマイナスのイメージを抱いています。逃げることは卑怯で、実りがなく、自分を成長させることがない。そんな思いを持っているのではないかと思います。
ですが逃げることは生きるための方策のひとつであって、それ自体が責められるべきものではありません。
ですから、もしもあなたが今現在感じている「ストレスの元」を、あなた自身の手で取り除くことができないのならば、「その場所から逃げる」というのも、有効な対処法だといえるのです。
「逃げる」というのは確かに格好の良いものではないかもしれませんが、そんな小さな見栄やプライドを守るために自分の心身をあえて危険にさらすことはありません。
逃げることは決して恥ではなく、またみっともなく卑怯なことでもないのです。逃げて自分の心身の健康を保てるのならば、こんなに簡単で効率の良いことはないではありませんか?
それでも逃げられないあなたは、自分自身の心とじっくり会話をしてみることです。
そしてなぜ「逃げることがいけないことなのか」、筋道立った理由を探してみることです。
うつ発症を避けるためには、自分自身の心との深い会話が必要になります。
そのプロセスがないと、完治への道はおそらく見えてこないでしょう。
ですが恐れることなくその道を行けば、その先には二度と発症の不安を抱かずに済む、
自由と安心の世界が広がっています。
そこに至るためには、やはり「うつ」発症を許してしまったこれまでの自分を見直し、その考えを客観的に知り、変えていくことが必要になると思います。