うつを呼ぶ危険因子である「思考の無限ループ」。
先日の記事にも書きましたがもう一度ここに書いておきます。
1)仕事のストレスが辛い、苦しい
↓
2)もう、こんな仕事は辞めてしまいたい
↓
3)でも同僚も頑張っているし、辞めたらお客様にも迷惑がかかる
↓
4)それに、仕事を辞めたらどうやって生活していくのだ
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5)だから辞めるわけにはいかない
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1)だけど仕事のストレスが辛い、苦しい(以下略)
判りやすく数字をつけておきました。
1〜5を経て再び1に戻り、以下延々とループします。
これはまさに、私がうつを発症したときに陥っていた思考そのものです。
ですから人によってはもっとシンプルであったり、逆に複雑だったりするかもしれません。
いずれにしても「出口のない思考」という状態には変わりないと思います。
私がこうした自分の状態に気付いたのは、うつと診断される2年ほど前のことでした。
そうして、この出口のない思考ルーチンにとらわれるようになってからほどなく、
さまざまな兆候が心身に表れるようになりました。
すでにその頃には「うつ状態」だったのかもしれません。
ですから、うつを避けようと思ったら、
まずこの「無限ループ」に陥っていないかどうかを確かめてみることです。
そしてもし、すでにループにハマっているのならば、そこからの脱出を試みることです。
医者が言うことではありませんし、誰にでも通用する方法でもないかもしれません。
ですが私自身の経験では、これはとても有効な「うつ予防法」になります。
詳しくお話しするとかなり長くなりますので別の機会に譲りますが、
[寛解→数ヶ月後の再発]を経験したのち、自分なりに考えたこの方法のおかげで、
私はその後の2年半をしごく健康に暮らせています。
試しても無駄……ということはないでしょう。
「でも具体的にどうやって?」という点について、
タイトルを変えてこちらの記事「無限ループを抜け出すには」でお話しすることにします。