ここまで書いていて、まったく全然これっぽっちも気付かなかったのですが、
同じテーマの記事を私、今年の1月に書いてました。
すみません(陳謝)。
で、読み返してみると過去記事のほうが若干口当たり良く書いてあるので、
もしよろしければこちらもご参照ください。
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さて、ここから先は1月の記事にも書かなかった、
「そこから先」の話です。
前回からの続きである「精神に対する危険因子」についてです。
これは私ひとりの考えというか推測なのですが、
うつに陥る要因のひとつ……先の記事の「危険因子」というのは、
頭の中で展開する「思考の無限ループ」なんではないでしょうか。
PCでいえば「Now Loading…」が延々と続く状態。
Macユーザーであれば「ビーチボールが回りっぱなし」という言い方が
判りやすいかもしれませんね。あの状態です。
一連の思考ルーチンが完全にループしていて、
そこから脱することができなくなっている。そんな状況です。
仕事のストレスが辛い、苦しい
↓
もう、こんな仕事は辞めてしまいたい
↓
でも同僚も頑張っているし、辞めたらお客様にも迷惑がかかる
↓
それに、仕事を辞めたらどうやって生活していくのだ
↓
だから辞めるわけにはいかない
↓
だけど仕事のストレスが辛い、苦しい(以下略)
こんな感じです。
いつまでも思考が堂々巡りですから、答が出ることがありません。
つまり決して答の出ない思考を、延々と続けることになるのです。
これでは、心の安まるときがありません。
そのため、「もうそれ以上、考えるな!」とばかりに、
脳の情報伝達システムがダウンし、精神を……そしてもしかしたら
脳の神経ネットワークをクールダウンさせようとしているのではないでしょうか。
つまりは「強制終了」です。
PCであれば、たとえエラーが起きて強制終了をかけたとしても
再起動すれば、何ごともなかったかのように動いてくれるでしょう。
ですが、うつはそうはいきません。
一度発症してしまったら、数ヶ月あるいは数年にわたって
あの煩わしい「うつ気分」にまとわりつかれることになります。
それを避けるには何よりも、発症(再発も含めて)を防ぐことでために、(10/6訂正)
「思考の無限ループ」に墜ちないことです。
どうすればそれができるのでしょうか?
そのあたり、次回の記事で考えてみたいと思います。