メンタルブロックのはずし方

ずいぶん前にも書いた憶えがあるのですが、あらためて。メンタルブロックの外し方です。
あくまでも私の経験則なので、これが一般的なものなのかどうかは判りません。ですが私はこのやり方で自分の「うつ気質」を払拭できたと思っていますから、あながち的外れではないはずです。

ただしこの方法は、どちらかというとある程度回復した方むけだと思います。いま現在うつを患っている方は要注意です。もしかしたら、悪化してしまうかもしれません。
ですから症状が落ち着いてくるまで待つか、あるいは日内変動で調子が良いときに試すようにしてください。

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メンタルブロックの正体は、根拠のない思い込みです。
(そうでない場合もあるのでしょうが、そうしたケースを私は知らないので…)
ですから、自分自身のその「思い込み」が、いかに根拠がなく、あやふやで、信ずるに足りないものかということを確認できれば、メンタルブロックは一瞬で消え去ります。
「なんだ、俺はそんなことを気にしていたのか」という具合に、ポイッと捨て去ることができます。

その方法は簡単で、自分がとらわれている考えとか判断とかに、ひたすら「なぜ?」と問いかけていくだけです。
「問いただす」のではありません。そのような意識を持つと自分を責める気持ちが頭をもたげ、結果「そうだ、俺が悪いんだ…」というところに落ち込んでしまいます。これでは逆効果です。
純粋に、「なぜ自分はそう思うのか、そう判断する理由は何か」というところを問いかけ、それに自分自身で答えていくのです。

たとえばパワハラ上司から逃げたいと思いながらも、転職ができない。
「そんなこと、できるわけないじゃないか」と、あなたは考えています。
なぜでしょう?

…さあ、ここからです。この問いかけにあなたは答え、その回答に対してさらに「なぜ?」と問いかけていきます。これを延々と繰り返していくのです。

Q「転職なんて、できるわけない」
A「なぜ?」
Q「このご時世に、できるわけないじゃないか」
A「なぜそういえるの? 探してみたの?」
Q「探してはいないけど…それに、けっこういい給料をもらっているし」
A「心の健康よりも、お金のほうが大事? なぜ?」

…こんなやりとりを続けていきます。
この作業を繰り返していくと、途中で「見たくない自分」が顔を出すことがあります。そんなときは自分の恥部を認めたくなくて、そこで作業をストップさせたくなるかもしれません。でも、そこでやめてしまうと結果は得られません。辛いかもしれませんが、そのまま続けていきます。

するとやがて、自分の行動や判断の基準が、思ってもみなかったところにあったことに気付きます。
時にそれは理不尽で、理由ともいえないような理由に拠っていたりすることに気付きます。

そこまで行き着くことができれば、作業終了です。
あなたを縛りつけてきた考えや判断の根本的な源泉が判ったなら、それを乗り越えることは難しくないはずです。

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少々長くなりました。
少々言葉足らずなところがありますが、詳細は次の機会にいたします。 

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