「○○病に△△が効く!」なんて話は、それこそ掃いて捨ててもまだ湧いてくるくらい、世間にあふれかえっています。当然うつに関しても、ソレ系のサプリがネット上ではあれこれ語られているようです。
まぁ、これだけうつ患者が増えているといっても、さすがにうつは「美白」や「若返り」なんかと同列には語れませんから、大っぴらに「人気沸騰!」なんてことにはなりませんが、いろいろな場所でいろいろな商品が広告されているところをみると、それなりの売れ筋ではあるのでしょう。
そして実際に商品を販売している物販サイトや情報サイトを見てみると。これらの商品は脳内の情報伝達物質を増加させたり、その働きを正常化させたりといった作用を持つ…というようなことが、独特の言い回しを使って書かれていたりします。
「独特の言い回し」ってのは、基本的にこの手のサプリってのは効果効能をうたえないという決まりがあるからで、それをやっちまうと薬事法違反ということになり、まぁ事件になってしまうわけです。以前はかなりユルいところもあったのですが、現在ではネットの普及もあって、当局の締めつけも随分とキツくなってきたようです。
それでもうつ関係のサプリですと「セロトニンの分泌をなんちゃらかんちゃら」とか、「脳内物質を生成するアミノ酸やミネラルがどーしたこーした」など、もっともらしいごたくが並べられているわけです。
じゃぁ実際のところ、これらのサプリに効果はあるのか? という話になるわけですが…。
結論からいえば、医薬品のような効果はありません。
やけに断定調ですが、実際に私がこれらのサプリすべてを試したわけではもちろんありません。それでも、断定的に言わせていただきます。
これらのサプリに、医薬品のような効果はありません。