うつが「完治した!」と実感できてからというもの、
自分自身でもずいぶんと変わったなと思っています。
その変化はいろいろなところに見られるのですが、
中でも顕著なのは「人にモノを言うようになった」ということでしょう。
これは「他者とのコミュニケーションについて、より積極的・好意的・建設的になった」ということです。
プライベートでもそうですし、仕事の面でもそうですね。
見知らぬ相手とのコミュニケートでも、まったく尻込みすることはありません。
むしろ進んで話しかけるようになりました。
初めて入った定食屋やらラーメン屋などで、何にするか決めかねた時など、
カウンターのアンちゃんやら隣で食ってるおっちゃんに尋ねたりします。
「初めてなんですが、ここは何がお勧めですかね?」
取材で地方に出た時に道に迷ったりしたら、
即座にまわりの人に尋ねます。
「○○に行きたいんですが、こちらでいいんでしょうか?」
食事する店やメニューを決めるにも、行きたい場所へのルートを探すにも、
今はスマホで完結できてしまいますが、そこはアナログの良さです。
たとえ二言三言でも、生身の人間との会話、
それも見知らぬ人との会話が楽しいのです。
もともと私は子どもの頃から人なつこい性格ではあったのですが、
輪をかけて、人に対して物怖じしないようになりました。
これは、うつから脱して最初に気づいた変化でもありました。
この変化がまた、仕事の上でもずいぶんと役立ってくれたのですが、
そのあたりの話はまた次回に。