連休症候群からの社会復帰

連休明け初日です。皆さん、ちゃんと社会復帰できたでしょうか。
さすがに四日も五日も仕事から離れてしまうと、
すぐに元通りにはなりにくいものです。
ですが今年は連休明けが木曜金曜、そのあとすぐ土日が挟まるので、
心身を仕事モードに馴らしていくには好都合かもしれません。

私はなぜか、朝から立て続けにトラブルの連絡が入ってきまして、
その後処理で一日終わってしまったような…。そんな感じです。
トラブル処理といっても、ほとんどがPCに向かい、
考え込んだりあちこち電話を入れたりメール打ったりしてるだけなので、
傍から見たら「ホントに仕事してんのか?」と思われるかもしれませんが…。
これはこれで、けっこう気疲れする毎日だったりします。

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さて。
長い連休から日常に戻るときの「ゲンナリ感」は、誰にでもあります。
でもその程度によって、うつの危険度をある程度、測れるようにも思います。

ブツブツ文句を言いながらもいつも通りに仕事をこなせるなら、とりあえず問題はなさそうです。
慣れた仕事のはずなのに業務をうまく進められなかったり、
軽微な問題をどう処理するかの判断がつかなかったり、
「なんか、ちょっと変」という場合は要注意です。
さらにそれより深刻な…もう、いますぐにでも帰りたい、と思ってしまうような場合は
これは相当、アウトに近い状態にあるかもしれません。

このあたりの詳細については過去記事「うつの前兆」に詳しく書いているので、
ぜひご参照ください。
こちらに当てはまる自覚症状が多ければ多いほど、ヤヴァイと思って間違いありません。

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また、長い休暇からいつもの日常に戻ったときというのは、
日頃感じることのできない「サイレントストレス」を見つけるチャンスです。

朝起きて仕事に行き、一日働いて家に帰る。
食事をして風呂に入って、寝る…。
こんなありふれた毎日の中で、私たちは自分でも気づかないうちに
ストレスを受けている場合があるのです。
…逆の言い方をしたほうが良いですね。
あまりに日常的に繰り返されるために、「ストレス」として認識できない刺激を、
私たちは気づかぬうちに受けている場合があるのです。

何しろ本人が「これはストレスだ、俺はストレスを受けている」という実感がないですから、
当然のごとく、それに気づくことができません。
ですが受け続けるストレスの悪影響は、あなたの心身に着々と積み重なっていきます。
そして許容量を超えたところで…という仕組みです。

こうしたサイレントストレスに気づくには、
ある程度の期間、日常を離れることのできる長期休暇は有効です。
「非日常」を楽しみ、その状態に心身が慣れた状態で「日常」に戻ったとき、
それまで気づかなかったストレスに気づくことができる、というわけです。

これはあくまで私の勝手な理屈です。
ですが、たとえば夏休みに都会を離れ、高原の避暑地で数日過ごしてごらんなさい。
帰ってきたとたん、都会の喧噪や空気の汚さに愕然とします。
「俺は、こんなひどい環境の中で平気で暮らしていたのか」と思うでしょう。
そういうことです。

自分自身でも気づかずにいるサイレントストレス。
それに気づくことができれば、あなたの精神衛生環境は間違いなくレベルアップします。
そしてそこからは「あなたは何がイヤなのか」でも書いた通り、
ストレスの原因を見つけ、それを取り除き、
あなた自身が「こうしたい」と思う状況へ、変えていくことを考えれば良いのです。

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