忙しさにかまけて、ますます更新が遅れ気味の今日この頃です。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
こんなブログにもチェックしてくださる方はいるもので、
アクセス履歴を見てみると、毎日それなりの方々が
訪れてくれているのです。
それを思うと毎日更新しなくては…と思うのですが、
なかなかうまく行かず。。。すみません。
長い目で見ていただいて、まぁゆるゆるとお付き合いくださいませ。
で、前回の話の続きです。
なんか、まだまだ先は長そうですよ、この話。
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さて、心の生活習慣。
これは筋道立てて解説するよりも、例を挙げたほうが早そうです。
私の場合をテストケースとしてお話ししましょう。
行動における生活習慣と同様、
心の生活習慣も一つだけではなく、多数あります。
そのうち、私が抱えていたもののひとつが
「過剰なまでの他者への配慮」でした。
要は、自分以外の誰かに対して「譲歩する、奉仕する」という意識が
過剰なまでに強かったのです。
もともと日本は思いやりと気配りのお国柄で、
「初めに自己主張ありき」という行動パターンは嫌われがちです。
ですがそれを差し引いても、私のこの習慣は少々行きすぎていました。
なにしろ、自分を押し殺して相手最優先でものごとを考えてしまうのです。
たとえば、何かの事柄について意見を求められたとしましょう。
「なぁ、この話、どう思う?」
そんなとき、私は「自分がどう思うか」ではなく、
「どう答えたら、この人は満足するだろう?」というところから
考えてしまうのです。
仕事の話でも世間話でも同じです。そこの「私自身」はいませんでした。
ただ、相手をいかに満足させるか、喜んでもらうか。
そちらの意識のほうが、はるかに強かったのです。
「損な役回り」も、喜んで引き受けます。
いや、「喜んで」というのは嘘ですね。本当はちっとも嬉しくありません。
できれば尻をまくって逃げ出したいのです。
なのに自ら手を挙げて「あぁ、それなら私がやりますよ」と言ってしまうのです。
こんなことばかりしていたものですから、
いつの間にか私は「都合良く何でもやらせられる人間」になってしまいました。
結果、アホみたいな案件が、さも当たり前のように持ち込まれるようになったのです。
クライアントからのクレームを突っぱねる。
一度結んだ契約について、条件を変えるよう相手に交渉する。
承認した見積金額を、納品後に値下げさせる。
これ全部、私がある組織にいた頃に
業務命令として受けたものです。
冗談じゃありません。本当のことです。
もちろん、こんなことばかりしていては、ストレスは半端ではありません。
本当は断りたい、やりたくないと思っていることを
なぜか自ら進んで手を付けてしまう。
そのためにストレスを呼び寄せ、さらにそうした状況を生み出した
自分自身のワケの分からない心の動きを責め、後悔する。。。。。
このストレスがやがて堰を切ったようにあふれ出し、うつ発症へと向かうのです。
これは私が持っていた「過剰なまでの他者への配慮」という心の生活習慣によって、
外部からのストレスの流入を増大させてしまった例です。
そしてもう一つのパターンとして、自分の心の生活習慣が
自分自身の意志に反して、自分の行動を規制し、
そこに矛盾を生んでしまうという例があります。
これについては次回にお話しすることにしましょう。
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