うつが治ったら、こうなった-07【理屈っぽくなる】

もともとが理屈っぽいんです。
それに拍車がかかったような気がします。

私が一度、うつ再発を経験して、そこから「うつ完治」に至るまでの間に
自分自身に徹底的に「なぜ?」と問いかけてみる…というプロセスがありました。
なんとなく「こういうもんだよな」と思い込んでいたさまざまなことに、
あらためて正面から「なぜ?」と疑問をぶつけていくのです。
この作業を繰り返していった結果、
私の判断基準や価値観の深い部分は意外とテキトーというかなんというか、
根拠のない思い込みや理不尽な決めつけにあふれていた、ということがわかったのです。

この経験があって私はうつを脱出することができ、
その後の再発も防ぐことができているのだと思っています。

…正確を期するため、当時の「おくすり手帳」を確認しました。
それまで毎月処方されていたパキシルを最後に受け取ったのは、平成23年7月。
ただ、この時もらった薬はまったく手つかずで残っていて、
その後も服用することはありませんでした。

その後、回復したかと思ったものの、翌年4月に再発。
この時はひと月ほどで薬にも頼らず、回復しています。
その時から今までの6年近くを、再発の兆候さえなく過ごしています。
これは私のとった「自分自身への問いかけ」が、奏功した結果ではないでしょうか?

まぁそんな自信めいたこともあり、
もともとの性格に輪をかけて理屈っぽくなってしまったのかもしれません。

でもねぇ。

ものごとを理詰めで解きほぐしていくのも、悪いものではないですよ。
感覚的な要素を排除して思考していくと、明確で客観的な答えにたどりつけます。
「まぁ、そこはアレだし、無理に押すのも何だからさぁ」的な、
よく判らない曖昧さがありません。

うつ絶好調の頃の自分を省みてみると、当時はこうした曖昧さを周囲から突きつけられ、
その曖昧な中から「そうか、俺が悪いのか」という悪しき結果を
自ら引き出していたようにも思うのです。
そうした反省もあるのでしょう。

また公私ともに、何らかの問題が起こったとき、
その問題を理詰めで解きほぐしていくと、ことの本質が見えてきますし、
その対策もはっきりと判ります。
つまり問題解決のためにも理屈を駆使することがとても有効で、
実際に特に仕事の面で役立ってもいます。

ただ…おかげで話が長くなり、
女房からはそれまで以上に顰蹙を買う結果になってはいますが。

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